13.2023シーズン結果 その1
失望のシーズンとオフシーズンを経て、6年目に挑むライオンズ。勝率3割の壁を超えることはできるのか。予想外の展開の末に待っていたものとは?
【海外留学】
塚本がゴールデングラブ賞を取ったので、今年はヨーロッパへ派遣。
先発の底上げが急務であると感じたので、吉原と宮地の二人をヨーロッパに派遣します。二人ともコントロールに課題を抱えているので、留学先で一皮むけてほしいです。
【春季キャンプ】
永澤、小松が新球種の取得に成功。
【留学結果】
珍しく開幕前に帰国。課題としていたコントロールだけではなく、全体的な強化につながった。今回の留学は大成功かな?宮地と吉原はそのままローテーションに加わります。
【開幕戦】
痛恨のキャプチャー忘れ。ですが、勝ちました!今年のライオンズは一味違う?
【交流戦前】
いつもなら、早々に最下位に沈んでしまうのですが、今年のライオンズは何かが違う?なんと交流戦まで借金1で耐え抜き、同率4位!まだまだ気は早いですが、CS圏内となる3位オリックスのゲーム差はわずかに1。このまま一気にCSまで行けるとは思えませんが、楽しみです。
【オールスター前】
交流戦も借金を増やすことはなく、借金1のまま首位から10ゲーム差の3位で前半戦を折り返し!前年98敗したチームとは思えない快進撃(?)を見せております。
2位の日本ハムとはやや離されてしまったものの、Aクラスでの折り返し。交流戦前に20あった借金を14まで減らした最下位の楽天も含めて、オリックス、ロッテ、ライオンズでの4つどもえの争いになりそうという、6年目にして初の展開。
このような順位争いをしたことがないライオンズはすべての試合が未知の領域。選手はプレッシャーに耐え、CS進出に向けた最後の1枠の争いに挑みます。
【前半戦の好成績を考えてみる】
昨年と比べて、よくなった点は以下の通り。
- 北山がキャッチャーCになった。
- 後藤駿太を獲得して、外野守備が安定した
- 力石、吉原、宮地の若手三本柱+岸、塩見のベテランコンビがローテーションをしっかり守れるようになった。
この3点が大きいと思います。打線は去年と同じ程度の水準ですが、目に見えて先発の防御率が改善されています。その結果、先発が長いイニングを投げられるようになり、中継ぎにかかる負担が緩和され、不要な失点を防ぐことにつながっているようです。
野球はセンターラインってはっきりわかんだね。
【レギュラーシーズンを終えて】
ロッテ、オリックスとの熾烈な3位争いを制して、新生ライオンズとなって初めてのCS進出!まさか初めての最下位脱出が(借金6とは言え)Aクラスになるとは思っていませんでした。
もうちょっとだけ今シーズンが続くことになりましたので、先に選手の成績を振り返っておこうと思います。
投手陣の成績はこちら
相変わらず真っ赤ですが、目に見えて他チームとの差が埋まってきています。被本塁打以外はあと一歩で最下位脱出が見えてきました。
個別の成績を見てみると、上でも書いたように力石、吉原、宮地による若手三本柱を確立できたことが大きいと思います。この3人で400イニング近くを投げ抜いてくれたので、中継ぎ陣の負担を軽減することが出来たと思われます。結果として、エスコバーは防御率1.89という優れた成績を残し、中塚は最優秀中継ぎ投手を受賞するに至りました。
野手陣の成績はこちら
チームの方針として、犠打と盗塁は少なくしているので、この数字ですが、その他のスタッツはリーグで見ても見劣りしない水準に近付きつつあります。
1番の塚本はキャリアハイとなる打率.317に加えて、19本塁打と切り込み隊長の役割を全うし、愛斗、神野も昨年から見ると下げているスタッツもあるものの、十分な結果を残してくれました。4番マレーノ、5番雄平も年齢を考慮すれば十分すぎるほどの成績を上げてくれたと言えるでしょう。下位打線に目を向けると、7番後藤と9番北山がしっかりと機能しており、下位打線も機能したことが、3位躍進のカギとなったと言えるかもしれません。
というわけで、次回は初進出となったクライマックスシリーズと、タイトル等の振り返りをしていきたいと思います。